『乙女ゲームの最強キャラたちが私に執着する』作品概要
『乙女ゲームの最強キャラたちが私に執着する』(漫画:ZIONさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで日曜日に連載中(3週更新後1週休載/2022年10月現在)です。韓国の小説(作者:Elephant Kimさん)が原作となっています。単行本は未刊、1巻の発売予定も未定です。
『乙女ゲームの最強キャラたちが私に執着する』あらすじ
本作は、乙女ゲーム「ウロボロスの迷宮」の世界に転生する、異世界転生ものの恋愛ファンタジーです。
「ウロボロスの迷宮」は、「超越者」と呼ばれる魔力を持った特殊能力者たちが、「魂の堕落」が原因で、ゲームの主人公であるアドリーシャに執着し、争い合う血も涙もないゲームです。
なぜか、本来ゲームでは存在しないはずの人物に転生してしまったダリア。しかも、超越者の中でも最も危険な「ヒーカン・ペステローズ」の妹として。
生き残る為に、ダリアが努力していくうちに、ダリアはアドリーシャの代わりに超越者たちに執着されてしまい、更には、超越者たちを救うことのできる、ある能力に目覚めて…!?
『乙女ゲームの最強キャラたちが私に執着する』 登場人物紹介
ダリア・ペステローズ
前世でプレイしていた乙女ゲームの世界に転生した「転生者」です。ダリアが転生に気づいたのは、彼女が13歳になったときでした。「ウロボロスの迷宮」では、悪役ヒーカンの妹ポジションで公爵令嬢です。
ただし、ゲームではヒーカンは一人っ子で、ダリアは存在しませんでした。存在しないはずのキャラクターになったことで、物語がどう進むのか分かりません。
そんな中、父の死をきっかけに初めて会ったヒーカンと、一緒に暮らすことになりました。ダリアは不幸な結末を回避するために、純粋で愚かな妹として振舞います。その、あざと可愛いダリアの仕草も見どころの一つです。
ヒーカン・ペステローズ
超越者で、公爵家の長男です。ヒーカンはダリアより3歳年上で、母はダリアを産んですぐに亡くなっています。そんな経緯もあってか、ヒーカンは親戚に預けられて育ったため、愛を知らず冷酷です。
超越者の中でも最も狂気に満ちた悪役で、同じ血筋の人間でも気に入らなければ消してしまうほどの恐ろしい人物です。そんな彼が、徐々にダリアに心を許し、優しくなっていく様子が見ていて嬉しくなります。
セドリック
フレデリック帝国の第二皇子で、超越者です。皇帝似のイケメンですが、放浪癖があり、度々姿を消すので皇帝を悩ませています。人格にどこか欠けているところがあって、他人に関心を持つことができない、少し癖のある人物です。
ダリアに対しても、相手の気持ちを考えずに強引な態度を見せたりと、ちょっと雑な対応をしています。そんな彼が、ヒーカンとの対決を境に恋愛的にダリアに執着して、どんな風に変わっていくのか楽しみです。
アレクサンドロ・ダンカン・ミケルリオ2世
皇帝です。30代後半で、超越者です。体に触れることで、その人の感情を読むことができます。
ダリアの隠された能力にいち早く気づき、にこやかに自分の息子を結婚相手に進めるなど、策略家な面が魅力です。
アドリーシャ・ベニテル
「ウロボロスの迷宮」の主人公で、子爵令嬢です。黒髪の美女で、ダリアの侍女に抜擢されたことから、二人は出会ってすぐに友達になります。一緒に恋バナをしたりと、年頃の女の子らしい可愛い姿を見せてくれます。
『乙女ゲームの最強キャラたちが私に執着する』 イチオシシーン!
「魔力開花」して暴走するヒーカンに、セドリックが颯爽と現れて対峙するシーンが見どころです。
セドリックは、邪魔だからと有無を言わさずダリアを眠らせてヒーカンと戦います。戦うセドリックがかっこいいですね。
ただ、誤算だったのは、予想以上にヒーカンの力が強く、ダリアの睡眠魔法が解けてしまったこと。ダリアはヒーカンを助ける為に危険を顧みずヒーカンのところへ走り、彼を抱きしめます。正気に戻ったヒーカンは、優しく笑ってダリアを抱きしめます。素敵な兄弟関係になってよかったと思います。
『乙女ゲームの最強キャラたちが私に執着する』 関係性、ここに注目!
舞踏会で、ダリアとセドリックが木の上に隠れるシーンがかわいいですね。
他人の心を理解できないセドリックは、ダリアに対しても関心がありません。魔法でダリアを木の上に連れてきたかと思えば、用事が終わった途端、ダリアがお礼を言い終わる前に姿を消してしまうなど、そっけない態度です。
ところがダリアに好意を持ってからは、打って変わってダリアに積極的になりますが、心に欠けた部分のあるセドリックですから、ダリアはセドリックを遠ざけようと画策します。これから二人の関係がどう近づいていくのか楽しみです。
ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!