『ゴミ捨て場の皇女様』作品概要
『ゴミ捨て場の皇女様』(作画:HAERUAさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで木曜日に連載中です。韓国の小説(作者:HARASYOさん)が原作となっています。単行本は未刊、1巻の発売予定は未定です。
『ゴミ捨て場の皇女様』あらすじ
とある森の奥には、お城の物置やゴミ捨て場になっている建物がありました。そしてそこにはボロボロの衣服を身にまとった謎の女の子が、ドラゴンと一緒に暮らしているのでした。
ある時、皇帝エリアスの子どもたちが「星のかけら」を探しに森の中に行くと、その謎の少女と出会います。騎士団の者が、その少女の目が「宝石眼」であることを皇帝に告げると、皇帝は少女に会いに行くことになりました。そしてその少女が、皇帝の亡き妻の忘れ形見であることを知ったのです。
皇帝により「エストレラ」と名付けられた少女は城内で暮らすようになると、次第に特殊な能力が、誰より絶大なものだと分かるようになっていきます。そしてエストレラは、父親に愛されながら、国に訪れる数々の災いを退ける力となっていきます…。
『ゴミ捨て場の皇女様』 登場人物紹介
エストレラ・ソル・グランデル
森の奥でゴミ捨て場のようになった廃城に放置されていた、金髪で宝石眼の女の子。
幼い頃から孤独と飢えに耐える生活が続いていました。しかし父親は現在の皇帝エリアス、母親はブレシュティというアエル族の女性でした。父に出会った少女は星の女神と太陽神の名を元にして、「エストレラ」と命名されました。
城内で暮らしているうち、彼女には動物と話せることや、オーラが見えること、そして人の本質を見抜けるといった数々の特殊能力があることが判明します。その神聖力は大神官も仰天するほどのものでした。
飢えた時期が長かったので、美味しいものが大好きです。放置されていたので、常識が欠落しているところもあります。そんな彼女は最初は皇帝を嫌っていましたが、徐々に優しさいっぱいな父親に懐いていくのでした。
皇帝エリアス
太陽神の血を受け継いでいる、グランデル帝国の現皇帝。歴代皇帝の中でももっとも強力な神の権能を受け継いでいるとされ、国の英雄として君臨しています。
エリアスには3人の子どもがいて、彼らも優れた神の権能を持っています。ある時家臣から、森の中で宝石眼の少女を見つけたとの報告を得たエリアス。皇帝はその子が自分の少女であると認め、やがてエストレラと名付け、お固い立場でありながらもエストレラを溺愛しはじめるのでした。
リオナ
皇帝エリアスの長女。金髪を長く伸ばした少女です。エストレラが最初に出会った人物の1人。森で星のかけらを失くしてしまい、兄妹と共に謎の廃城にたどり着きます。
エストレラと会った当初から彼女をかばっていて、他の兄弟と同じく彼女と仲良くなりたがっていました。
兄妹の中でもとても積極的な性格の持ち主で、エストレラにはどんどんアタックしていました。ついに彼女からお姉ちゃんと呼ばれ、とても気を良くしています。
シオン
森の中の廃城で、エストレラと一緒にいた深緑色のドラゴン。小さいけれど、人の言葉が理解できる能力を持っています。
成長するごとに体色は変化していき、大きくなると強くなり、空を飛べるようになると言われています。
ブレシュティ
すでに亡くなっている、エストレラの母親。アエル族出身で、青い髪の毛と黄金色の瞳を持った美しい人でした。性格はおとなしく、人と接することを好んでいたので、皇帝エリアスの元から離れた城に暮らしていました。
しかし彼女はエストレラを産んだ時、死んでしまいます。アエル族は自らと係わる全ての記憶が消えてしまう特殊能力を持つがために、不幸にも存在を忘れ去られてしまうのでした。
『ゴミ捨て場の皇女様』 イチオシシーン!
最初のうちは城の中でほんわかする内容が続きますが、やがて凶暴な獣が出現したり、凶暴化する感染症が広がったりと、鬼気迫る背景が浮かび上がってきます。そんな中で特殊能力を持つエストレラが、問題を解決する中心人物になっていくのは見どころです。
エストレラが行方をくらました時、騎士団まで使って必死に探そうとする皇帝の姿も印象的なものでした。また、宝石眼は不幸な死を遂げてしまうため、今後エストレラが生き残って行けるのかという点からも目が離せません。
『ゴミ捨て場の皇女様』 見どころ、ここに注目!
森のゴミ屋敷のような絶望的な場所で育ったエストレラでしたが、そこから一転して皇帝一家に迎えられ、愛情を一身に注がれていくストーリーは魅力的な見どころです。
最初はエストレラが刺々しい対応で、皇帝や息子兄弟や使用人などはエストレラの機嫌を損ねます。しかし彼らが必死に彼女の気持ちを掴もうとし、仲良くなっている姿はほんわかするところです。また皇帝がエストレラの名前を考えに考え、猛烈に苦悩しているシーンも必見です。
ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!