『生まれ変わってもよろしく』作品概要
『生まれ変わってもよろしく』(作者:LEEHYEさん)は無料マンガアプリ・LINEマンガで金曜日に連載中です。単行本は未刊、1巻の発売予定も未定です。
『生まれ変わってもよろしく』あらすじ
前世の記憶を持ちながら転生を続けている不思議な存在の主人公、18回目の人生においては、お金持ちのお嬢様・沙織として生きていた。既に何回も転生を繰り返す彼女は、11歳とは思えないほど達観した少女。可愛い妹・香織や、親同士が親しくしている中で知り合った年下の少年・駿を可愛がりながら生きていた。
しかしある日、駿と共に自動車事故に巻き込まれて、沙織としての人生を終えてしまう。今までの転生とは違い、現世に、駿という存在に未練を残したまま命を落とした沙織は、一刻も早く生まれ変わって、駿と再会することを願う。
思いが通じたのか、立花遥としてすぐに生まれ変わった沙織は、駿のそばにいることを目標に、優秀な人材として駿のいる会社に入社し、沙織という正体を隠したまま、駿との距離を縮めていくが…。
『生まれ変わってもよろしく』登場人物紹介
立花 遥
転生を繰り返し、何度も人生をやり直している、特殊な能力を持った女性。成績優秀、容姿端麗、頭脳明晰と申し分のない女性。今世は19回目の人生。
沙織としての前世(18回目の人生)において、彼女の最大の心残りは、一緒に交通事故に遭って、罪悪感を抱えて生き残っているであろう駿の存在。母親を病気で亡くした駿の心の拠り所であった自分が、駿の目の前で命を落としてしまったこと。
どうせ境遇を変えて何度も繰り返す人生だから、と、目立たぬように、ある意味無気力に生きていたことを沙織は後悔し、次の人生でも必ず駿を見つけ出し、今度はそばで彼のことを守り続けると心に誓う。
前世の沙織のように、お金持ち家庭には生まれ変われなかったが、必死の努力で駿と同じ職場に入り、接近することに成功する。
今までの人生においては女性だったことも男性だったこともあるそうで、知識も経験(恋愛経験を含む)も計り知れない。
はじめは妹の香織や駿に、沙織の生まれ変わりであることを隠していたが、結果的に正体を明かして受け入れられる。何事においても非常に自信を持っているが、自分が転生を繰り返していることは理解されないだろうと思っていた模様。
若林 香織
沙織の妹で、お金持ちのお家のお嬢様。姉の沙織によく懐き、駿にライバル心を抱いていた。幼少期に姉を亡くしたこと、その際、一緒にいたのが駿だったことから、香織と駿の関係は微妙なものに。
立花遥と出会い、(中身が姉の沙織なので当然)仲良くなり、遥と駿の恋を応援するなど、交流を深めていた。家族の思い出の別荘にて、遥が沙織の生まれ変わりであると察し、その事実を受け止め、変わらず仲良くしている。
中学生の頃から、駿の側近の張本信吾に想いを寄せている。
室井 駿
大立グループの御曹司。長い海外生活から帰国し、遥の上司になる。
幼い頃に沙織と一緒に遭った交通事故の影響で耳が聞こえにくく、突然襲う耳鳴りに悩まされている。沙織を死なせてしまった自責の念に囚われている。
張本 信吾
駿の同級生で、現在は秘書を務めている。公私にわたり駿をサポートしてくれる存在だが、自分の家庭は一般的、どちらかというと貧しい方なので、お金持ちの周りの人間に対してコンプレックスを持っている。
香織との関係がもどかしい。
『生まれ変わってもよろしく』イチオシシーン
何回も転生を繰り返している遥の、さすがの策士っぷりが気持ち良いです! そりゃあ何パターンも人生を送っていたら、それだけ経験値も貯まるだろうなと思わせるに足る、根回し力や調整力、調教力。彼女に感化され、近くにいる駿や香織、信吾までも、人間として一皮も二皮も脱げ、彼女に関わるごとに人間臭くなっていくのが面白いです。
駿に正体を明かし、2人の想いが通じ合った後は、立花さんとしてはもちろん、沙織お姉ちゃんとしても駿を手懐けているのが良きです!
『生まれ変わってもよろしく』関係性、ここに注目!
メインカップルの遥と駿ももちろん好きだけれども、この物語の一押しカップルは香織と信吾。
中学生の時に、傘を貸してくれた信吾を一途に思い続けている香織と、お嬢様な香織と自分では釣り合わないこと、周囲から馬鹿にされたり侮辱されたりするのに香織を巻き込みたくないことから、香織を突き放し続ける信吾が、めでたく思いを通えわせあった回は神回。何だかんだ言って、お互いすごい好き合ってるのがキュンキュンしてしまいます!
ぜひ、読んで楽しんでみてくださいね!