【おすすめ韓国漫画紹介】『11年後、私たちは』あらすじ・キャラ・見どころ紹介※ネタバレ含む

作品概要・あらすじ

この漫画は、イゼイさんという韓国人漫画家が描いた人気のウェブコミックです。11年間付き合っていたカップルが、少しずつズレを感じるようになり別れることになってしまうという大人のラブストーリーになっています。
この物語の特徴は、彼女目線だけでなく、彼氏の目線からも描かれているという点です。そのため、別れる前や別れた後のその後の様子も、男女の違いが浮き彫りになっていきます。
主人公の千鶴は30代になり、彼との結婚を意識していたものの、肝心の彼は千鶴に嫌気がさしてきていて、新しく出会った若い子と浮気をしてしまうという設定です。
そのリアルな恋愛模様に、日本でも今、話題となっているウェブコミックになっています。

主人公の人物紹介

一之瀬千鶴

主人公の一之瀬千鶴は、実家暮らしのOLです。堂島優という彼氏がいて、彼とは学生の頃から、かれこれ11年も付き合ってきました。千鶴も30代になったということもあり、優との結婚を考えるようになりますが、浮気をされてしまい破局を迎えます。千鶴の両親は、優と結婚すると思っていたため、破局を知ると千鶴を責めてしまいました。
千鶴の性格としては、どちらかというと控えめな性格で、彼氏にも買って欲しいものを、なかなか言えないような性格です。しかし、優と別れた後は、理不尽な会社の上司にもハッキリと物言いが出来るようになってきました。自暴自棄になることもありましたが、荻野課長にだけは、自分の胸の内を話せるようになっていきます。そして、次第に荻野課長のことが好きになっていくのです。

登場人物紹介

萩野課長

個人的にはこの漫画のイチオシのキャラクターです。主人公が働く会社の上司で、営業を担当しています。社員からの人気もある上司です。仕事一筋で生きてきたため、出世は早い方でした。しかし、そのために友達が少なく、千鶴に友達申請をお願いしてきます。
最初は、自暴自棄になっていく千鶴を、ほっとけない気持ちで見守っていましたが、次第に千鶴に恋をしていることに気づいていきます。
また、千鶴と付き合うようになると、結婚まで意識するようになるピュアで紳士な男性です。

堂島優

主人公である千鶴の元彼です。千鶴とは11年付き合ってきました。付き合い始めの頃は、千鶴の可愛らしいと思っていた仕草も、段々と嫌気が差すようになってきてしまいます。
そんな時に、飲み会で知り合った大学生の女の子・結衣にときめきを感じました。どちらとも付き合えないかなと淡い期待を抱いていたものの、千鶴に浮気がバレてしまい、結局、千鶴とは破局を迎えます。
晴れて結衣と付き合うようになったものの、そこから千鶴の大切さに気づいていくという、ダメ男気質なキャラクターです。

結衣

この漫画で悪女っぽい役割をしている女性です。見た目は清楚で可愛らしい大学生になっていますが、考えていることはちょっとあざといです。
例えば、優が社会人でお金を持っていることが分かっているため、デートのたびにおねだりをしたりします。また、かまってちゃん気質もあるキャラクターになっています。

藤原さん

千鶴とともに働く女性の先輩です。彼女は、萩野課長に好意を持っているという設定になっています。
そのため、萩野課長と仲の良い千鶴に対しては少し冷たく、妙な対抗意識を燃やしてしまうこともあります。

漫画の見どころシーン

漫画の見どころは、雨が降る中の相合傘のシーンです。会社帰りに千鶴が傘をさしながら歩いていると、後ろから萩野課長が入ってくるという、ちょっとロマンティックなシーンになっています。また、傘を持っている千鶴の手が、寒くて赤くなっていることに萩野課長が気づき、さり気ないアプローチをかけてくる所もたまりません。2人がこれから仲良くなっていく様子や、ドキドキ感が伝わってくるようなシーンになっているのでオススメです。

漫画の見どころポイント

個人的に好きなカップルは、やっぱり千鶴と萩野課長の組み合わせです。萩野課長の優しさが、とにかく素敵なので必見です。優と別れて落ち込んでいる千鶴が、萩野課長と仲良くなるにつれて、元気を取り戻していくので、その過程も見ていて楽しめます。さらに、ラストでは2人のハッピーエンドも待ち受けています。そこでの萩野課長の頑張りには、読んでいるこちらも嬉しくなってしまいました。どちらもピュアな2人だからこそ、応援したくなるカップルです。