【韓国おすすめ漫画紹介】『私を突き刺す棘』あらすじ・キャラ・見どころ紹介※ネタバレ含む

『私を突き刺す棘』作品概要

 『私を突き刺す棘』(作画:piggybackさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで連載していましたが、完結しました。韓国の小説(作者:macherieさん)が原作となっています。単行本は未刊、1巻の発売予定は未定です。

あらすじ

主人公の明澄が突然あらわれた謎の世界に戸惑うところがらストーリは始まります。
その世界では「メノック」と呼ばれるゾンビのような存在がいて、人に感染することから恐れられていました。
明澄は運悪くメノックと出会ってしまい、何とか逃げ延びたものの複数人の盗賊に目を付けられ、「良い女だから高く売れる」と捕らわれてしまいます。
そして、その盗賊の隠れ家にもメノックがあらわれ、1人また1人とメノックの餌食となっているところに現れたカリスという男性。
その男性はメノックを打ち払う浄化の炎でいとも簡単にメノックを倒してしまい、明澄は生き残るためにカリスと行動を共にすることに。
一緒にいるうちに徐々に明澄に惹かれていくカリス…。明澄とカリスの恋の行方はどうなるのか目が離せない作品です。

主人公の人物紹介

明澄

東洋人のような見た目で黒髪で長いポニーテールが特徴的な女性です。父が蒸発したことで母からも疎まれて育つという暗い過去を持っています。突然見知らぬ場所に知らない言葉、メノックという化物までいる超危険な世界に遭遇してしまった不運な境遇です。
盗賊が「上等な女」と目を付けるほど抜群なプロポーションを持っており、メノックを簡単に倒したカリスと「生き残る」ことを目的に一緒に行動したり、カリスから見放されないことを目的に自分の身体を使って積極的にカリスへアプローチする姿から計算高く、また聡明な性格だと考えられます。一方で知らない言語の世界へ対応するために、その世界の言語を自ら学び、カリスとコミュニケーションを取れるところまで成長していくなど努力家で我慢強い一面も持ち合わせています。

登場人物紹介

カリス

この作品で明澄と同じくらいかそれ以上に登場頻度の多い重要なキャラクターです。美しい金髪が特徴的な男性でメノックを簡単に倒せる浄化の炎を操れる強さを持っている反面、神殿から指名手配された聖騎士でもあります。カリスが所属していた神殿は神聖な場所であるが故に女性との接触機会がなく、女性に対して免疫がないため明澄からの計算された積極的なアプローチを真に受けてしまい、明澄を信じ切り、本気で明澄を愛するほど純粋な性格です。

ヘイロー

カリスと同じく神殿の聖騎士で同僚のような存在です。カリスからも一定の信頼を置かれており、髪型も似ていて、少しウェーブがかったようなショートヘアの金髪です。カリスのように鋭い目つきではなく、可愛らしい瞳を持っているため、柔らかい第一印象のキャラクターです。指名手配中もカリスのことをずっと心配しており、カリスが神殿に帰ってきてからも彼のことを思って行動するような優しい性格で発せられる言葉からも仲間愛を感じられます。

クロード

黒みがかった長髪でカリス・ヘイローと同じく神殿に所属する聖騎士です。ただし、カリスやヘイローのような純粋さや優しさは一切なく、一言でいえば非常に腹黒い性格です。その腹黒さ故に明澄に協力するシーンもあり、多分悪人だろうけど憎めない、そんな登場人物です。

大主教

カリス、ヘイロー、クロードが所属している神殿の大主教です。罪を犯し、指名手配されていたカリスを許したり、明澄を元いた世界に返そうと協力するなど表面上は慈悲深い性格です。ただ、裏には何か思惑があるようなので注目の登場人物です。

漫画の見どころシーン

カリスが明澄を好きだと自覚したことから、それで明澄を妊娠させてしまったと思い込んでいるシーンです。明澄と身体の関係はないのに、一緒に旅をしていたことや触れ合ったりした経緯から、女性に関する知識のないカリスは明澄を妊娠させてしまったと信じ、「責任を取る」と言い出します。明澄も明澄で事実を伝えずに黙っているため、カリスの妄想はそのまま続いてしまいます。そんなカリスの純粋さに心がほっとする大好きなシーンです。

漫画の見どころポイント

カリス×ヘイローの関係性

カリスと明澄も捨てきれませんが、ヘイローのカリスに対する心配症なところや思いやりから愛を感じられます。同じ神殿の聖騎士で主人公である明澄よりもお互いのことをよく知っているという深い関係性の二人。カリスはヘイローに対して特に友情以上の感情は抱いていなさそうですが、きっと「私を突き刺す棘」の同人誌でよくあるBL漫画などが制作されるとしたらこの組み合わせになるのではないかなと思うほど目が離せない二人です。