作品概要・あらすじ
時代背景は、貴族社会の時代について現実的な身分の差が描写されています。現代より少し前のヨーロッパ辺りの設定です。カラーで絵が綺麗です。スマホ用の漫画です。主人公イライザが可愛いのですが、しっかりしています。主人公イライザは女性なのですが、とある理由から、男装して、貴族に仕える男性メイドのような仕事をしています。そこのかなり大きな皇族の従兄弟にあたるイケメンの後継ぎの旦那様との楽しくも時に切ないラブコメディです。時に身分差社会の背景も有り、真面目な人の気持ちも描かれていますので、先がどうなるのか楽しみで目が離せません。周りの皇族や主人公の家族も後々出てきます。可愛い主人公とイケメンで性格がクールで時に不器用な若い旦那様の組み合わせは、必見です。
主人公の人物紹介
イライザ
主人公イライザは貴族社会において、表向きは、御屋敷で貴族のお客様を出迎えるフットマンの役をしていますが実は、女性です。母親に先立たれ、屋敷の若旦那様やお父様の大旦那様(2人とも勿論かっこいいイケメンです。)から、使用人にしては仲が良く周りからとても良くしてもらっています。もう少しで18歳になる時に旦那様のお父様との大切な契約を実直に守ろうとしています。18歳迄は男性として振る舞うという契約です。目立たず髪を染めて短髪にしてその契約を守っています。しかしながらしっかりしていて、若旦那様に給料を上げて貰う事には目ざといですが、若旦那様はイライザが可愛くて度々給料を上げています。嫌味なくイライザは普段ぶりっ子しないので若旦那様に可愛がられ、読者に好印象です。
登場人物紹介
アルバート
イケメンでお金と地位のある王位継承権第4位という設定が何とも言えず、良いです。絵が本当にイケメンです。王道は良いです。主人公をわかりやすく可愛がるのですが、主人公とは忙しいので、いつもベッタリではなく、折に触れて、胸きゅんさせたり、クールに振る舞ったり、ツンデレ要素と、さりげない振る舞いが読者には良い塩梅でたまらないかもしれません。しっかり仕事して割とまともな性格です。
クリスチャン
王位継承権第一位。普段は女性と沢山後腐れなく付き合うので主人公イライザの事も気に入って何かとちょっかいをかけます。勿論イケメンでお金地位教養も有ります。アルバートとイライザにちょっかいをかけつつ、イライザの訳ありな事情に鋭く気づきますが、気づきつつ気づかないふりも絶妙です。ちょっかいをかけつつも2人を肝心な時には助けるので目が離せません。皇子なら忙しいと思いますが、まだ王位継いで無いのでこんなにちょっかいかけながら、お世話をかけられるのかもしれません。
マシュー
物静かでクリスチャンの妹の婚約者として現れます。貴族で後に後を継ぐ長男です。イライザが泣いた時には、自分の普通は話しづらい自分の弱みをあえて出して、イライザに恥をかかさずに、上手に優しく慰めます。母親や弟がダメダメの悪党なのですが、心が汚されていません。
バイオレット
クリスチャンの妹の王女です。美女です。性格はお兄さんの皇子のクリスチャンとそっくりです。本当は性格良いのですが、複雑な貴族、王族社会をそつなく生き残っていけそうな振る舞いをします。随所で見られたクセのある性格も見どころです。
漫画の見どころシーン
やはりイライザがアルバートのおかげで相手役として社交界デビューする場面です。普段男装している可愛い主人公イライザが、あえて女性役として出ていくようアルバートから頼まれますが、素敵なのです。髪色も、服装も、普段とのギャップがたまりません。アルバートもあまりに綺麗なイライザを見て、素直に中々お約束のように直ぐに褒める事が出来ないのも、漫画として最高の見どころにも感じました。一緒に躍る所もイライザ良かったねと嬉しくなります。
漫画の見どころポイント
本当は好き合っている男女の主人公達なのに、普段は訳ありで男装している主人公は、萌え設定です。どちらも楽しめます。そして主人公イライザは男性として一生懸命振る舞うのですが、相手役のアルバートは女性だと気づいて黙っている親切も、イライザを尊重して黙っている人としての優しさを感じて、二重三重に萌え設定です。どのような人も楽しめる配慮が有りつつ、まともなので、多くの読者の共感を得られるように丁寧な関係性を楽しむ事が出来ます。