『大魔法師の娘』作品概要
『大魔法師の娘』(作画:Saebyeok_aeさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで連載中です。韓国の小説(作者:Moonseol_aさん)が原作となっています。単行本は未刊、1巻の発売予定は未定です。
『大魔法師の娘』あらすじ
優秀な魔法使いの家門として有名なシクラメン家の娘メイベルは、10歳になっても魔法が使えないことから、父親や母親、さらには次期当主である弟クローデルからも「シクラメン家の恥さらし」と馬鹿にされ、虐げられる日々を送っていました。
自分が魔法を使えないから虐げられていると思っていたメイベルですが、ある日、両親だと思っていた父と母が本当の家族ではなかったことを知ります。メイベルの実の父親は、金銭を支払って彼女をシクラメン家に預けていたこともわかり、メイベルは実の父親がいるという北の邸宅へと逃げるように足を運びます。
自分と同じ青い髪をしたメイベルの実の父親は、誰もが知る名高い大魔法師で、「父のようになりたい」とメイベルは魔法を学び始めます。メイベルの成長を応援したくなるファンタジー漫画です。
『大魔法師の娘』 登場人物紹介
メイベル・シクラメン
青色のロングヘアーに薄い緑のような青のような大きな瞳が特徴的な10歳の女の子。優秀な魔法使いの家門であるシクラメン家の娘ですが、魔法が使えないことから家族から虐げられていた辛い過去を持っています。
そんな辛い過去を経験したことから、最初は人に嫌われることを怖がり、物怖じする性格でしたが、本当のお父さんであるラキエルと出会ってからは自分に自信を持つようになり、自らの意見をきちんと述べられる、ハキハキとしながらも純粋で優しい性格へと変わっていきます。
甘いものに目がなく、動物も大好きです。
魔法を使うための武器は、「ロシケールの月」という美しい杖のようなものを使い、ベレロフォンからもらった鳥を常に傍に置いています。
ラキエル・シクラメン
メイベルの本当の父親。髪も瞳もメイベルと同じ色をしていることから、一目で親子だと分かります。非常に強い力を持った有名な大魔法師ですが、そのせいで皇帝から必要以上に魔法を使えないように、鎖を用いた制約をかけられています。
眼光の鋭さや話し方から「冷たさ」「冷酷さ」を感じますが、メイベルに対してだけは特別で、優しさと愛情しか向けません。メイベルが他者と話していると「近すぎだ」と嫉妬するほど、娘メイベルを溺愛しています。
フローランス3姉妹
父ラキエルの元に仕えていて、メイベルの身のまわりのお世話をしてくれる花の妖精の3姉妹。赤髪の長女スキラ、緑髪の次女ローラ、茶髪の末っ子リザの3人でそれぞれ、「花」、「茎」、「根」の部分の妖精となっています。
スキラは冷静で落ち着いており、ローラは元気いっぱいで明るく、リザは恥ずかしがり屋で引っ込み思案と、3人とも性格は全く違いますが、共通するのはメイベルが大好きなことです。
普段は人の姿ですが、妖精の姿になることで魔法も少しだけ使えます。
ベレロフォン
父ラキエルに仕える、白い髪の毛が特徴的な青年で、メイベルにいつも優しく接しています。
落ち着いた話し方で大人っぽい雰囲気を纏っていますが、実はラキエルの獣の部分を封印されていると言います。
メイベルからは「フォン」の愛称で呼ばれるようになります。
アベルク
ふかふかの尻尾と耳が可愛らしい、メイベルと同じくらいの背の少年です。荒っぽい話し方をしますが、不器用ながらも優しい性格で、メイベルにも好意を寄せているようです。
メイベルからは最初は「アベル」、次第に「ベル」の愛称で呼ばれています。
『大魔法師の娘』 イチオシシーン!
メイベルが本当の父親であるラキエルと出会ってから、シクラメン家次期当主であるクローデルをはじめ、自分をいじめていた人々と再会するシーンです。
最初は虐げられていた過去を思い出してしまい、メイベルは怖い気持ちでいっぱいになってしまいますが、父ラキエルの存在からメイベルは胸を張って向き合えるようになり、自ら辛い過去を乗り越えていく場面に成長を感じました。
「ロシケールの月」と出会い、魔法が使えるようになり、自分に自信を持ち始めたメイベルを応援したくなります。
『大魔法師の娘』 関係性、ここに注目!
父ラキエル×娘メイベルです!
ラキエルの、メイベルへの対応と、その他の人への対応の違いに、いつも心がほっこりさせられています。発せられる言葉の節々や行動からも、娘メイベルに対する溺愛っぷりが伺え、特に他の男とメイベルが話していると嫉妬したりして、ラキエルの可愛い一面も見られます。
またメイベルも、尊敬する大魔法師としても、父としてもラキエルが大好きと、本当に素敵な親子で家族愛を感じられます。幸せいっぱいの雰囲気で、読んでいるこちらも幸せな気持ちになります。
ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!