【韓国ファンタジー漫画】『悪役が施す美徳』あらすじ・キャラ・見どころ紹介!※ネタバレ含む

『悪役が施す美徳』作品概要

 『悪役が施す美徳』(作画:Koonacさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで連載していましたが、完結しました。韓国の小説(作者:Bae Hee Jinさん)が原作となっています。単行本は未刊、1巻の発売予定は未定です。

『悪役が施す美徳』あらすじ

 好きになる男性が、全てライバルであるレラジエに奪われてきた主人公、ジンジャー。やっと好きになった相手と結ばれる!そう信じていたところを、再びレラジエに奪われることになり、激怒するところから物語が始まります。

 婚約者だったキキを捨て、家に戻ったジンジャーは、趣味である恋愛小説を読んで気を紛らわせようとしますが、ある本を手にとると不思議なことに気づきます。その小説の登場人物が、ジンジャーとレラジエという名前であることに…。

 「もしかして自分達の未来が書かれてる?」そう疑ったジンジャーでしたが、決定的な出来事が起こります。

 小説のヒーローであるイザナ王子が、小説と同じく幽閉された塔から出てくることになったから。

 小説を読んだことでイザナの秘密を知ったジンジャーと、それを読み取ってしまったイザナの、奇妙な関係がはじまっていくのでした。

『悪役が施す美徳』 登場人物紹介

ジンジャー・トルテ

 トルテ侯爵家令嬢。オレンジ色の髪と瞳をした可愛らしい女の子です。

 いつも自分が好きになる男性が、ライバルであるレラジエを選ぶのが悩みの種。そしてなぜか作るもの全てが生姜味になるという、不思議な料理の腕を持っています。趣味は恋愛小説を読むことで、小説に出てくるような素敵な男性から愛されることに憧れていました。

 あるとき、『幽閉された王子と侯爵令嬢』という本に自分の名前が使われているのを知ります。それも、幽閉されていた王子と公爵令嬢レラジエの恋愛を邪魔する悪役として。実際に幽閉されていたイザナが国王の崩御により塔から出されることになり、本に本当のことが書かれていることに愕然とするのでした。

 塔から出てきたイザナを見て一瞬で好きになり、小説の知識を使ってイザナがレラジエを好きにならないように企んでいきます。

イザナ

 父であるアストル王に塔に幽閉されていましたが、アストル王の崩御にともない、新王として即位するため塔から出てきました。黒髪で凛々しい顔立ちの美男子ですが、実は目を合わせた人物の考えていることを読み取れる、という能力を持っています。

 上部では調子の良いことを話す人も、本音では全く違うことを考えていることがほとんどであるため、基本的に人というものを信用していません。しかし、あるときジンジャーの素直な本音を読み取ったことで、ジンジャーに興味を抱くようになります。

 実は「ある呪い」によって人の心を読み取れるようになったことが、ストーリーの半ばで明らかになります。

レラジエ・アトランタ

 アトランタ公爵家令嬢。赤い髪の妖艶な美女で、ジンジャーのことを小馬鹿にしています。男は誰でも簡単に自分の虜にできると思っているところも。

 祖父が遺した「大事な日には必ずこれをつけろ」という赤い宝石のついたペンダントを持っています。実はその宝石は、身につけているとイザナの能力を防ぐことができるものでした。

 ジンジャーに頼まれたキキが、そのペンダントに執着するのを不思議に思い、ペンダントに何か秘密があると気づきます。実はレラジエの祖父であるゲシュトがイザナに人の心が読める呪いをかけた張本人であると、『幽閉された王子と侯爵令嬢』の中で書かれています。

 そしてレラジエはその小説のラストで、イザナに殺されてしまうのでした。

ラキシャン(ララ)

 イザナの右腕である補佐官。非常に真面目な性格で、アリを踏んで殺してしまうのを嫌がるほど小心者のところも。

 実は、ラキシャンとは仮の姿で、正体は小説を書いた当本人であるハメル・ブレイであることがわかります。

 魔法使いだったレラジエの祖父・ゲシュトの弟子であったハメルは、その能力でレラジエが死ぬという未来を見てしまい、それを防ぐために小説を書いたことが明らかになります。

キース・ミケルセン(キキ)

 ミケルセン公爵家の嫡男。派手な容姿をしたイケメンで女性との噂が絶えない人物です。ジンジャーの婚約者でしたが、レラジエの妖艶さに溺れ、ジンジャーに捨てられることになります。

 父であるミケルセン公爵にしぼられたキキは、情けなくもジンジャーに復縁を迫るようになり、そのことでジンジャーとイザナが急接近することにもなっていきます。

『悪役が施す美徳』 イチオシシーン!

 朴念仁だと思っていたララが、ジンジャーとクローゼットに隠れてドキドキしてしまい、ジンジャーのことを好きになってしまうシーンが笑えました。もしかして吊り橋効果?とも思いましたが、どうやらララは本気のようで…。

 トルテ侯爵家の財産を狙って、息子とジンジャーを婚約させたミケルセン公爵が、ジンジャーとイザナの演技に騙されるところも面白くておすすめです!明らかに一夜を共にした様子の(フリでしたが)ジンジャーとイザナに激怒し、まんまとジンジャーと息子のキキを婚約破棄させる流れになるシーンはスカッとしました。

『悪役が施す美徳』 関係性、ここに注目!

 イザナに心を読まれるとわかっているのに、ついつい不埒な妄想を繰り広げてしまうジンジャーが可愛いです。そして、そんなジンジャーを最初警戒していたくせに、ついついハマってしまうイザナ…。
ジンジャーとイザナは結ばれることになりますが、カップルになってからの2人のラブラブっぷりは読んでいるこちらも恥ずかしくなるほどです(笑)

 そしてなぜか作るもの全てが生姜味になるというジンジャーの料理の腕…。その呪い(?)が解けるのかも、個人的には楽しみです。

 ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!

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