【韓国ファンタジー漫画】『悪女は変化する』あらすじ・キャラ・見どころ紹介!※ネタバレ含む

『悪女は変化する』作品概要

 『悪女は変化する』(作画:希羅月さん(Comicloft)、脚色:好調さん・押し花さん、コンテ:cheomjiさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで連載していましたが、完結しました。韓国の小説(作者:NUNOIZさん)が原作となっています。単行本はカラフルハピネスより3巻が既刊、4巻の発売予定は未定です。

『悪女は変化する』あらすじ

 舞台はロベリア王国という西洋風の王国。クロッカス公爵家のふたりの姉妹は、王国でも有名なふたりでした。

 妹のリリエルは「聖女」と呼ばれるほど清らかで、誰にでも好かれる明るい女の子。対して姉であるエルザは贅沢を極め、破壊の魔法を使う「悪女」と呼ばれていました。

 そんなクロッカス家に、大国であるアマリリス帝国のウィンターナイト大公から「クロッカス家の令嬢を妻としていただきたい」という手紙が届くことから、物語は始まります。

 「北方の怪物」と呼ばれるウィンターナイトに嫁ぐことを嫌がったリリエルに対して、ロベリアで生きづらさを感じていたエルザは、単身ウィンターナイトに嫁ぎます。そして「悪女」と呼ばれるエルザは、ウィンターナイト大公に愛され、幸せになっていきます。

 エルザの魔力、「聖女」と呼ばれるリリエルには、実は秘密があって…!?

『悪女は変化する』 登場人物紹介

エルザネス・クロッカス(エルザ)

 クロッカス公爵家長女。美しい赤毛を持っており、社交界では淑女のお手本と呼ばれています。

 破滅の魔法という、物質的に物を壊す魔法が使えます。その魔力と、人に心を開かない態度から、リリエルを「聖女」と崇める人々から「悪女」と呼ばれています。

 婚約者から婚約破棄されたことで、リリエルに代わり極寒の地であるウィンターナイトに嫁ぐことになります。アマリリス帝国とロベリア王国の貿易のため、顔も知らない相手に嫁ぐことは貴族令嬢の義務だと考えています。

 公爵家の仕事はほとんどエルザが行っていて、ロベリア国王からも一目置かれるほどの能力を持っています。ウィンターナイトに嫁ぐにあたり、前もってアマリリスの文化やウィンターナイトに関する本を読んでおくほど、聡明で勉強家です。

ルカルエン・ウィンターナイト大公(レン)

 アマリリス帝国の重鎮。「北方の怪物」とロベリア王国では呼ばれています。実際は優しい美男子です。

 最初は結婚に対して「貴族の義務である」としか考えていませんでしたが、実際のエルザの優しさや聡明さを目の当たりにし、エルザと愛し合うようになります。

 悪女であるというエルザの噂を聞いても、実際のエルザの人となりを見て判断し、細やかな心遣いを見せる誠実な男性です。

 剣の腕が強いだけでなく、強力な冬の魔法を使える力も持っています。

リリエル・クロッカス

 クロッカス公爵家次女。金髪に青い目の美少女。「聖女」と呼ばれ、周囲の人物や家族からは好かれています。

 いつも騎士のような格好をしていて、剣の練習にも打ち込んでいます。弱い者、貧しい者を守ることこそが貴族の務めだと信じて疑っていません。

 ウィンターナイトから縁談が来た際、「どうして貴族の娘だからって顔も知らない男に嫁がなければならないのか?絶対に嫌!」と嫁ぐことを暴れて拒否。エルザがアマリリス帝国に嫁いだ後に、ロベリアの皇太子と婚約が決まります。

 自分の考えが絶対に正しいと、他人の気持ちを慮らないところがあります。

 後々、なぜ皆がリリエルを好きになるか、秘密が明らかになっていきます。

エリーナ・ブルーベル

 ウィンターナイト公爵家が持つホワイトナイト騎士団の女騎士。女性ではありますが非常に強く、領民からも恐れられています。

 エルザの貴族としてのあり方、民を守るための正しい力の使い方に感動し、エルザ個人に対して忠誠を捧げます。エルザの右腕として秘書的な役割もこなすようになります。

ヘル

 エルザやリリエルの弟であるヨハネスの友人。エルザが嫁いだ後、クロッカス公爵家にも度々出入りするようになります。

 実はアマリリス帝国で粛清された一族の生き残りであり、「アルンデル魔力」という、人々の思考を意のままに操る魔力を持っています。

『悪女は変化する』 イチオシシーン!

 エルザが、ロベリアでは理不尽に悪女として扱われていたのが、アマリリスに嫁いで幸せになっていくところを読むと爽快です! アマリリスの社交界にも、エルザが悪女という噂は届いていましたが、実際のエルザを目の当たりにすると、皆エルザのことが好きになっていきます。

 愛し合うエルザとレンが、リリエルと王子の婚約式のためにロベリアに帰ってからがストーリーのクライマックスです。レンに一目惚れしたリリエルが勘違い行動をとっていき、レンにキッパリ拒絶されるのでスカッとすること間違いなし! 婚約式に集まった人たちを巻き込んで、恐ろしい事件も起こることになります。

『悪女は変化する』 関係性、ここに注目!

 「北方の怪物」と自分も噂されるレンが、エルザの悪女という噂を聞いても、エルザの本当の姿を見て大事に扱い、愛していく様子が素敵です。

 エルザも、ロベリアでの体験とは違い、皆に評価されレンに愛されていくことで、美しさに磨きが掛かっていきます。ウィンターナイトの公爵夫人として、エルザが才能を認められ、同年代の女性の友人たち、アマリリスの王家やレンの両親に認められていく姿を読むと、心の底から良かったね!という気持ちになります。

 ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!

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