『神之塔』作品概要
『神之塔』(作者:SIUさん)は無料マンガアプリ・LINEマンガで木曜日に連載中です。2020年にアニメ化されました。単行本は未刊、1巻の発売予定は未定です。
『神之塔』あらすじ
いつから、何故そこにいるのか分からないまま、独りぼっちで過ごしていた主人公「二十五日の夜」。そんな孤独から救ってくれた大切な友達である少女・ラヘルは、ある日、星を見るために塔を登る、と彼の元を立ち去ってしまいます。
塔の頂上にはこの世界の全てがあり、全てを手に入れられる。そんな夢を抱いて、塔には多くの勇猛な人間が集まります。ラヘルを見つけるために、夜も塔を登り始め、塔の中で使える力である「神之水」の操作を身につけながら、塔の試練に挑んでいきます。
塔を登っている途中に、多くの仲間との出会いや別れも経験します。試練を乗り越え、成長していく夜の姿から目が離せません。
夜はラヘルと無事出会うことができるのか、謎多き塔の頂上には一体何があるのか。壮大な物語が描かれた読み応えのある作品です。
『神之塔』 登場人物紹介
二十五日の夜
自分が何者なのか、どこから来たのか、全てが謎に包まれた少年です。「夜」と呼ばれています。黒髪の平凡な姿をした少年で、ラヘルのことが大好きです。とても優しく仲間思いな性格で、敵であってもなるべく話し合いで解決しようとする姿勢が伺えます。
塔の法則から外れた非常に希少な「非選別者」と呼ばれる存在で、仲間の間では波使いのポジションを担っています。E級選別者として塔を登り始めたにも関わらず、「神之水」の操作をいとも簡単に行い、「逆流れ制御」や「神源流」といった、限られた人にしか習得できない技を用いて戦います。
塔の犯罪組織であるFUGのスレイヤー候補(ジュ・ビオレ・グレイス)としても活動しており、その際の容姿は長髪を後ろで一本に結った姿となります。
クン・アゲロ・アグネス
夜が塔を登り始めて一番最初に出会った仲間です。十家門と呼ばれる家系の一つであるクン家の息子のうちの一人で、水色の髪に青い瞳が特徴的な人物です。
冷静に物事を分析し、仲間に指示を出すことが得意なため、溢れる才能から様々なポジションに対応できますが、灯台守りを担っています。
夜のことを非常に大切に思っており、裏切ったラヘルに対して憎しみを抱いています。
「マンヴァロンデナ」や「アーマーインベントリ」や「白天京」など貴重で珍しい武器を用いて戦います。
ラーク・レクレイシャー
夜の仲間の一人で、何と言ってもワニのような姿が特徴的です。最初に出会った頃は5mを超える巨大なワニでしたが、一緒に旅を続けるうちに並みの人間よりも小さい可愛らしいワニの姿になりました。戦闘時には巨大な姿を曝します。
他者は全て亀だと思い込んでいることから、夜のことは「黒亀」、クンのことは「青亀」と個性的な呼び方をしています。
ポジションは槍使いで、クンと同じく夜を大切に思っており、仲間への情に厚い存在です。
エンドロシ・ザハード
塔の王であるザハードの姫のうちの一人で、強靭な肉体と身体能力を持っています。ポジションは釣り師。
茶色の髪と瞳を持った可愛らしい容姿で塔内でのファンも多いです。いつも元気いっぱいでストレートな話し方から少しキツイ印象を感じてしまいますが、繊細で優しい部分もあります。
ホワイト
名前の通り、真っ白な長髪、瞳、服装の容姿をしています。11人いるFUGのスレイヤーの一人で「10番目の権座」におり、とても強い力を持っています。
しかし、過去にあまりにも多くの命を奪った事件を引き起こしたことから、スレイヤーの座を失っています。
『神之塔』 イチオシシーン!
夜がラヘルと出会うシーンです。比較的作品の最初の方で、夜とラヘルは出会ってしまうのですが、ラヘルを大切に思っている夜に対して、ラヘルは夜を利用することしか考えておらず、裏切ってしまいます。
その後も夜はラヘルを追い続けて塔を登ります。時間が経つにつれて、ラヘルは夜の強さに嫉妬が膨れ上がり、夜もラヘルの行いを簡単に許すことが出来なくなっていきます。塔の中で何度再会を果たしても、決して噛み合うことのない二人の気持ちに胸が切なくなります。
『神之塔』 関係性、ここに注目!
夜×エンドロシです! 最初はラヘルと夜を応援していましたが、読み進めているうちにエンドロシと夜に変わっていました。
夜に好意を持っていることを自覚してから、エンドロシは積極的に夜にアタックしますが、夜はあまり気付いておらず…。そして夜の心から離れることのないラヘルという最大のライバルの存在により、夜とラヘルとエンドロシの三角関係にもなっており、一層見ごたえがあります。ラヘルとエンドロシが対峙する場面もあり、ドキドキの展開です!
ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!