【韓国同世界転生漫画】『復讐の皇后』あらすじ・キャラ・見どころ紹介!※ネタバレ含む

『復讐の皇后』作品概要

 『復讐の皇后』(漫画:Kim So Hyunさん)は無料マンガアプリ・comicoで連載していました。現在は完結済みです。韓国の小説(作者:MUSOさん)が原作となっています。単行本はフロースコミックより8巻が既刊、9巻の発売予定は未定です。

『復讐の皇后』あらすじ

 皇后であった姉が斬首刑になってしまうのを目にした主人公パトリツィア。愛する姉を死に至らしめた皇帝ルシオとその愛人ローズモンドは、姉だけでなくその家族である両親とパトリツィアをも斬首刑に処してしまいます。

 死んだはずのパトリツィアでしたが、姉が皇后候補に選ばれる前に時が戻っていることに気づきます。パトリツィアは姉のペトロニラを守るために皇后候補として宮殿に向かいます。皇后に選ばれないように試みるパトリツィアでしたが、ローズモンドの策略にはまり皇后となってしまいます。

 皇后となったパトリツィアは、前世で姉が殺された復讐をするために、ローズモンドと皇帝ルシオに復讐を決心するのでした。お互いを追い落とそうとする、パトリツィアとローズモンドの戦いがはじまっていきます。

『復讐の皇后』 登場人物紹介

パトリツィア・ライラ・レ・グロチェスター

 グロチェスター侯爵家の次女。黒髪で意志の強い瞳をした美人です。姉のペトロニラが、皇帝ルシオとその愛人ローズモンドから死刑にされ、さらに残された自分と両親も一家揃って死刑になった、という記憶を持って回生します。

 姉と家族を守るために、クインネス(皇后)選定にペトロニラの代わりに参加します。皇后に選ばれないようにパトリツィアは行動するのですが、身体検査で不妊気味だということを逆にローズモンドに利用され、皇后に選ばれてしまいます。

 数ヶ国語を操る才女であり、外交はそつなくこなせる優秀な女性です。ローズモンドからの嫌がらせの証拠を固めていくことで、ローズモンドを追い詰めていきます。

ペトロニラ・グロチェスター

 パトリツィアの姉。赤毛で優しい表情の女性です。

 皇后になることを嫌がっていたパトリツィアが、突然クインネス選定に出ると言い出し心配しますが、優しく送り出します。パトリツィアが皇后になってからもパトリツィアの元を度々訪れ、悩みを聞いてくれますが、後にペトロニラ自身も前世の記憶を思い出すことになります。

 パトリツィアの強力な味方になり、ローズモンドを追い落とすための証拠を集めるために、エフレニー公爵家に出入りしてくれるようになります。ペトロニラの働きが、物語後半の鍵となっていきます。

ローズモンド・マリー・ラ・フェルプス

 皇后が決まる前から、皇帝の愛人として宮殿に住んでいる女性。ペトロニラと同じ赤毛ですが、パトリツィアを追い落とそうと企む表情は恐ろしく、悪女という表現がぴったりです。

 最初は男爵の位でしたが、帝国の重臣エフレニー公爵と手を組み、公爵の養女となります。

 皇帝ルシオの秘密を知る数少ない人物で、そのことでルシオの心の拠り所となる女性でもありました。

 パトリツィアの不妊気味という検査結果を知り、「不妊の女を皇后にすれば、後々追い落としやすい」と、パトリツィアが皇后に選ばれるように細工しました。

ルシオ・キャリック・ジョージ・デ・マナビス

 マナビス帝国の皇帝。

 幼少期に母親と思っていた前皇后のアリサ皇后から虐待されており、狂ったアリサ皇后に騙されて実の母親を殺害してしまったという恐ろしい秘密の過去を持っています。そのことを知るローズモンドに対して依存するような感情を持っていました。

 時折発作のように過去を思い出し狂乱してしまうことがあり、偶然それをパトリツィアに知られ癒されたことで、今度はパトリツィアに対して愛情を抱くようになっていきます。

エフレニー公爵夫人

 ローズモンドが手を組んだエフレニー公爵の正妻。夫が、愛人のジャニュアリーとその間にできた息子を家に引き入れたことで、夫のことは完全に見放しています。

 他国に留学中の息子を病で亡くしてしまい、大きな決断をしていくことになりますが、そのことがパトリツィアとローズモンドの戦いに大きな影響を与えることに。

 最初はいわゆるモブキャラかと思っていましたが、物語の終盤ではかなりの中心人物になります。

『復讐の皇后』 イチオシシーン!

 パトリツィア暗殺未遂の黒幕がローズモンドであったことを、ルシオが知ってしまったときがやはり一番印象的でした。

 ローズモンドの悪行を薄々知っていたルシオでしたが、一度愛した女性としてどこか信じていた部分もあったと思います。しかし、ローズモンドの部屋の外で、ローズモンド本人の口からパトリツィア暗殺失敗について語られるのを聞いてしまったルシオ。その表情は絶望的なものでした(物語冒頭の、ペトロニラを処刑する際のルシオとローズモンドの悪どい表情を思い出すと、同情する気持ちも薄れますが…)。

 また、その後のローズモンドの逃げ道を確実に塞いでいくパトリツィアの根回しも見事なもので、読み応えがありました。

『復讐の皇后』 関係性、ここに注目!

 ローズモンドに裏切られたルシオが、どんどんパトリツィアに懐いていくところが子犬のようで面白かったです。

 パトリツィアと仲良くなろうと、ペトロニラにパトリツィアの好きなものを聞いて、自らケーキを焼くルシオに、そこまでやるんだと少し呆れてしまいました。ルシオの愛がパトリツィアに伝わるのか楽しみです。

 また、前世を思い出したことで恋愛を遠ざけていたペトロニラでしたが、夜会でロスシーという貴族の若者に出逢います。ロスシーの真摯な態度に好感を持ったペトロニラは、彼と何度かデートすることに。前世で悲惨な目にあったペトロニラにも幸せになってほしいです。

 ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!

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