『4000年ぶりに帰還した大魔導士』作品概要
『4000年ぶりに帰還した大魔導士』(漫画:kd-dragonさん、脚色:フジツボさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで土曜日に連載中です。韓国の小説(作者:落下傘さん)が原作となっています。単行本はMFCより1巻が既刊、2巻の発売予定は未定です。
『4000年ぶりに帰還した大魔導士』あらすじ
人類最強の大魔導士ルーカス・トロウマンは、デミゴットと戦い、敗北します。この戦いでルーカスは死にますが、戦いから4000年後に意識が目覚めます。ただルーカス本人としてではなく、魔法使いとしての能力は乏しくクラスメート達からイジメにあうような劣等生フレイとして…。
フレイは、イジメと家族に見捨てられた事に失意し、自殺をしました。その瞬間、ルーカスを縛り付けていた封印が解け、フレイに憑依したというわけです。
フレイの肉体は貧弱でしたが、前世の知識を活かしたトレーニングでメキメキと頭角を現していきます。イジメを行っていたクラスメートに反撃をし、さらに女子生徒にセクハラを行っていた教授にも鉄槌を下しました。
フレイには疑問がありました。デミゴットと人間の戦いはどうなったのか?今デミゴットは何をしているのか?自分が死んでからの4000年間に何があったのか?当時の仲間はどうなったのか?等々。
デミゴットの存在を警戒しつつ、過去の出来事について調べてはトラブルに巻き込まれていきます。
『4000年ぶりに帰還した大魔導士』 登場人物紹介
フレイ・ブレイク
魔法学校ウェストロード・アカデミーに通う学生。名門ブレイク家の出身ですが、成績は芳しくなくクラスメートからイジメを受ける程の劣等生でした。
大魔導士ルーカス・トロウマンの意識が目覚めたことで、これまでのフレイとは別人のようになります。魔法の知識やその実力は学校レベルでは推し量れないレベルに。
フレイ自身の性格は温厚で優しいものでしたが、ルーカスが取って代わってからは苛烈な性格に。周囲に当たり散らすといった事はありませんが、やられたことはキッチリやり返します。実際、フレイをイジメていたクラスメートは返り討ちにされ、悲惨な末路を辿りました。
女性は成熟した大人の女性を好みます。同級生であるイザベルのような若い女性より、ジェーン教授のような大人の魅力溢れる女性がタイプ。
イザベル
魔法学校ウェストロード・アカデミーに通う女子学生で、フレイとはクラスメート。フレイがケビン教授に絡まれた際、助け船を出したりと優しい性格をしています。
クラスメート達はフレイの変化を認められずにいましたが、イザベルはフレイの実力を早々に認めます。そしてフレイに付き従って魔法を学ぶ事こそが、魔導士としての実力を高める方法だと判断し、以降フレイと行動を共にします。
フレイと各地を回っているうちに好意を抱き、またフレイはルーカス・トロウマンでは?と疑問を抱くようになります。
リキ
デミゴットの一人で、古参メンバー。デミゴット最古参かつ中心人物でもあるロードから、最も信頼の厚いデミゴットでもあります。
ただ、リキ自身はデミゴットの存在に疑念を抱いており、同士であるデミゴットを滅する為に秘密裡に行動を起こしていました。そんな時、知り合ったフレイに、自身の計画への協力を求めます。そしてフレイを自身のサポーター的存在であるアポストルに任命し、行動を共にするのでした。
デミゴットの一人だけあって、その実力は圧倒的。かなり強くなったフレイですら、リキとの戦いを避ける程です。
ペルアン・ジュン
魔法学校ウェストロード・アカデミーに通う男子学生で、トロウマンリングスの総責任者。フレイを只者ではないと見抜き、トロウマンリングスへ迎え入れたいと考えています。
フレイの方も、ペルアンを子供の割に相当な実力を持った魔導士だと認め、二人は親しい仲に。
イバン
武王拳の継承者とされる男で、自身の肉体を使った近接戦闘をメインに戦います。所謂「脳筋」的な存在であり、竹を割ったような豪快な性格をしています。思慮深いフレイとは真逆の存在。
今のサークルには期待をしておらず、フレイと知り合うまでは、自身とリキの力でデミゴットを倒そうと目論んでいました。
『4000年ぶりに帰還した大魔導士』 イチオシシーン!
フレイ vs デビッドの戦いがお気に入りです。
ルーカスが宿ったフレイの強さは凄まじいものの、その見た目はごく普通の男子学生。だからかフレイを侮る人間が多く、数多くの者がフレイに戦いを挑んでは返り討ちに遭います。その中でも一番スカっとするのが、この対デビッド戦ですね。
元々デビッドはフレイをイジメていた同級生でした。フレイの恨みを晴らすべく、圧倒的な実力でデビッドを瞬殺。ただ倒すだけではなく、右脚に後遺症が残るレベルのダメージまで与えました。フレイが一方的に勝った試合ではありますが、その容赦ない戦いっぷりにゾクソクきました。
『4000年ぶりに帰還した大魔導士』 関係性、ここに注目!
フレイとイザベルの関係がいいですね。
イザベルはフレイの変化に早々に気付き、学校で魔法を習うよりフレイを師事した方が魔導士として成長すると認めました。フレイとは同級生ではあるものの、別格の存在だと認識したのでしょう。敬意を持ってフレイと接しているうち、その気持ちは愛情へと昇華していきます。
一方、フレイの方はイザベルを何とも思っていません。フレイからすれば、イザベルの能力なんて取るにたりないものでしょうし、魔導士としてはイマイチ。イザベルは美少女ながらも、フレイの好みは大人の女性です。フレイが年上の女性を口説こうとする度、イザベラがヤキモキ。
そんな二人の関係が微笑ましいです。
ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!