『この本は僕の経験値を生んだ』作品概要
『この本は僕の経験値を生んだ』(作画:Jiwon leeさん、ILTAHONGさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで連載していましたが、完結しました。韓国の小説(作者:sangjun hyungさん)が原作となっています。単行本の発売予定は、未定です。
あらすじ
主人公・古原元太はごく平凡な高校生。
古本屋へ行っては本を読む事を趣味にしています。
そんなある日、古本屋で何も書かれていない本を見つけました。
その本こそ「白の本」というもので、、自分の経験した事を本に書き記すと経験値を得られます。
そして欲しい経験を記載すると、貯まった経験値を消費してその経験が得られるというもの。
こうして元太はその分野で超一流と言われる人の経験を得て人生が変わり始めます。
最初は獲得できる経験値が少なかったものの、何度も書いているうちに高い経験値を得られるのはどういうものか?を理解していきます。
そして多大な経験値を得て、最初に得たのは料理スキルでした。
両親は弁当屋を経営していたのですが、業績は不振。
美味しい料理を作れれば、盛り返すキッカケになるのでは?と思ったのです。
一度使うとその便利さにとらわれ、元太は次々と経験を得ていきます。
一体白の本は何なのか?
前所有者はどういった人生を送ったのか?等を探りつつ、元太の八面六臂の活躍を見せるのでした。
主人公の人物紹介
古原元太
元は平凡な一高校生。
勉強が出来るわけでも運動が出来るわけでもなく、読書を趣味にしていました。
性格は基本温厚で、思いやりの心を持っています。
「白い本」に経験を書き込んで大量の経験値を得られたのも、それまで人助けを沢山してきたからでした。
両親は夫婦で弁当屋を経営しています。
ただ業績は伸び悩んでいて、元太の大学進学費用を捻出できるか怪しい状態でした。
元太が人気メニューを考案してくれたおかげで経営は持ち直し、人気店へ。
恋愛関係ですが、「白い本」の力で殆どの事を超人レベルで行えるようになった元太です。
モテないはずはありません。
意図せずとも料理スキルで女子の胃袋をガッチリと掴み、芸能人レベルでチヤホヤされていました。
今は芸能人の理緒が恋人になっています。
お好きな登場人物紹介
校長先生
古原元太の書いた書体に驚き、一番最初にスポンサー的なポジションに立った人物。
元太が絵具で書いた字に驚き、正式に筆で書いてもらうとその出来栄えに驚きます。
その作品を写真にとり、書道仲間に自慢した事で古原元太が校長の書道仲間と慣れ親しむキッカケを作りました。
元太は社会的に高い地位に就いている方々との交流を深める事が出来、それが後に大いなる影響を与えます。
元太が高校を卒業すると疎遠になったものの、元太に大きな影響を与える事になった鍼灸医の斎藤先生との関係を取り持った功績は大きい。
伊藤さくら
元太の高校時代の友達。
美人で性格は良く、元太に好意を持っていました。
その元太は「白い本」の影響で大活躍。
そんな元太にますます惹かれ、自らアプローチをするという場面も。
完全に惚れてしまうと、元太と会うとドキドキして上手く話せないという若い女性ならではの初々しさが印象的でした。
元太の家まで押し掛けた事はあります。
恋愛関係に疎い元太には気づいてもらえず恋人関係になれないままカナダへ行ってしまう。
儚い結果に終わってしまった最初のヒロイン。
照
元太の高校時代の一番の親友であり、良き理解者。
お調子者なところがあるものの、根っこの部分はイイ人。
特に食事は大好きで、元太が学食に調味料を掛けているのに興味を持ちます。
そこから元太の料理上手が広まっていきました。
松本玲奈
テレビにも出演している有名料理人松本先生の孫で、松風庵で働く女性。
元太の事を若いながらも料理に対する味覚は絶対のものだと信頼を置いています。
大人の女性として元太をリードし、色々とアドバイスをしてあげます。
漫画の見どころシーン
元太は医師免許を持っていないながらもその腕を買われて船医として船に乗ります。
そして密猟者とバトルすることになるのですが、そのシーンがお気に入りです。
密猟者と隊員が揉める事となり、その結果隊員に負傷者が出ます。
緊急性を要するということで元太もついて行って急行。
その現場で騒動に巻き込まれました。
元太は医師としてついていったわけですが、白い本のおかげで武術もマスターしています。
襲い来る敵を一撃で吹っ飛ばすシーンは圧巻でした。
漫画の注目ポイント
元太と理緒の関係がいいですね。
元太は初恋を自覚しないまま終わってしまったわけですが、そんな元太の恋人となったのが年上で先輩の理緒。
互いに大学生だけあり、高校生時代のような甘酸っぱい恋愛に留まらず、大人の関係にもなっていました。
理緒は女優を目指しており、その芸能活動に男性の影は悪影響を及ぼすということで二人は一時離れます。
水面下では連絡をとりあってはいるものの、大っぴらに街中を歩けないという切ない関係が印象的です。
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