【韓国異世界転生漫画】『メイドとして生き残ります』あらすじ・キャラ・見どころ紹介!※ネタバレ含む

『メイドとして生き残ります』作品概要

 『メイドとして生き残ります』(マンガ:Hee-seoさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで火曜日に連載中(3週更新後、1週休載/2022年6月現在)です。韓国の小説(作者:cloudwhale soapさん)が原作となっています。単行本は未刊、1巻の発売予定も未定です。

『メイドとして生き残ります』あらすじ

 ラーメンを作っている途中に異世界に転生した主人公は、突然目の前で出産シーンが繰り広げられることに思考が停止してしまいます。

 王妃様と呼ばれる人物が出産しており、そこで自分が「アス」と呼ばれるメイドになっていることに気づいた主人公は、どうにかしてこの世界に溶け込もうとすべく、「アス」として生きることを決心します。

 周りの人物たちの様子を注意深く観察していたアスは、この世界が転生前に読んでいた小説の世界であると気づくのでした。それはユルーゲルという魔性の男性と国王の恋愛小説で、単に王妃は王子を産むだけの存在として登場します。

 小説内で亡くなってしまう王妃のメイドであるアスは、生き残るために手探り状態でこの状況を受け入れていきます。しかしなぜか王妃が生んだ王子の乳母に任命されてしまい…?

『メイドとして生き残ります』 登場人物紹介

アス・トケイン

 元は東京で平凡に暮らしていた女性。異世界に転生することを夢見たこともあったためか、実際に転生してしまった後も妙に冷静に状況を受け入れています。容姿が転生前の元のまま、転生先の身分も王妃のメイドという微妙さにちょっとガッカリしたところも見せます。

 とぼけたふりをしながらメイド仲間から情報を集め、そつなくアスとして成り切っていく行動に感心してしまいます。周囲の人物がどういった性格や行動をしているか注意深く観察して、その人とどう付き合っていけばいいか判断する能力に長けていると思います。

 メイド仲間に協力してもらいながら花火やお祭りを楽しむところもあり、生き残らなければとは言いながらもこの世界を楽しんでいるといった感じです。

ミオ卿

 アスが王子の乳母に任命されるのと同時に、王子の護衛騎士に任命された、いかにも真面目な堅物、といった雰囲気の男性。夜泣きする王子の面倒を見なければならないアスと、半ば無理矢理という形で、同室で暮らすことになります。

 アスは当初、ミオ卿もユルーゲルに魅了されていると思っていましたが、ミオ卿のアスに対する態度に、アスのメイド仲間たちは、アスとミオ卿こそできているのではと噂します。

 常に冷静に見えるミオ卿ですが、不眠症であるシエルをアスが匿ったときはシエルとちょくちょく喧嘩していました。

クライン・カペラ伯爵

 元々のアスを知っているようで、再会したアスの様子がおかしいことに気がつきます。アスは「記憶喪失になってしまった」とごまかし、クラインから以前のアスがどういった人物だったかの情報を少しずつ手に入れていきます。

 どうやらクラインは、イティカという女性に心を捧げていたようで、クラインはイティカが妹のように可愛がっていたアスのことを「忘れ形見」と大事に扱います。お姫様抱っこでアスを運んだり、花束をアスに持ってきたり、甘々な様子を見せるクラインに思わずキュンとしますが、アスは転生した身の上だからか、どこか冷めたところがあるのでした。

シエル・カッパーフィールド

 育児経験のないアスが、育児書を読もうと図書館に行った際に出会った大魔法使い。

 アスは、図書館で眠っていた男の頭の上に、取ろうとした本を落としてしまいます。すると突然その男はアスに掴みかかり、首を絞めてしまいます。我に返った男は逃げていきますが、シエルという人物が戦場で人を殺したことによるPTSDを患っていることを小説の描写で知っていたアスは、その男が大魔法使いであるシエルだと気づくのでした。

王妃

 幼い頃から婚約者であった国王のエバンスに嫁ぐものの、国王の愛人であるユルーゲルに追いやられています。王妃は、住まいも、幼い頃から仕えてくれていた護衛騎士の心も、そして自分が産んだ王子でさえも、ユルーゲルに奪われてしまいます。

 アスは元々小説に出てくるユルーゲルを嫌っていたので、王妃にも同情的です。

 王妃と共にアスは、地下室に血で魔法陣が描かれているのを見つけることになりますが、まだその謎は明らかになっていません。何か恐ろしい秘密があるようです。

『メイドとして生き残ります』 イチオシシーン!

 アスは上手くこの世界に「アス」として馴染んでいるようで、同僚のメイドたちやミオ卿といった仲間に恵まれていきます。アスはどうやら元の世界では孤独を感じていたようなので、彼らと和気藹々と過ごしている姿を読むのは楽しいです。ミオ卿やクラインとアスが出かける際に、ちゃっかりアスに「いい男を紹介してもらって!」と頼むメイドたちは可愛く微笑ましいです。

 アスの性格が、口に出さず心の中で色々考えて行動するタイプで、物語の雰囲気的に何か恐ろしい謎が秘められている感じなので、わちゃわちゃとアスたちが楽しく過ごすシーンは読むとホッとできてお気に入りです!

『メイドとして生き残ります』 ここに注目!

 アスが転生前に読んでいた小説では、王宮内の男たちは誰も彼もユルーゲルの虜となってしまうようでしたが、転生してきたアスが交流する男性たちは、あまりユルーゲルには魅了されていない様子です。小説の内容を知っているアスは、自分への彼らの好意に対して鈍感ですが、読者目線からすると皆アスに好意を示しているようにしか見えません。

 アスは無事にこの世界で生き残っていくのか、そして誰かと結ばれるのでしょうか? 地下室の魔法陣、ユルーゲルの正体を含めてこれからの話の流れが楽しみです。

 ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!

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