『不細工の公女になりました』作品概要
『不細工の公女になりました』(マンガ:KANG SEAHさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで月曜日に連載中(4週更新後、1週休載/2022年6月現在)です。韓国の小説(作者:JUNG HAIMさん)が原作となっています。単行本は未刊、1巻の発売予定も未定です。
『不細工の公女になりました』あらすじ
主人公は不治の病にかかってしまい命を落としますが、目が覚めると全く別の人物に憑依してしまいます。憑依したのは、魔法が存在する西洋のような世界で、名門公爵家に生まれていたが「不細工な皇女」と呼ばれるシルビア・アトランテでした。
シルビアを除く公爵家の子供たちは皆美しく才能に溢れており、唯一平凡なシルビアは周りから非難され、心が歪んでいきます。ストレスから暴飲暴食を繰り返し、どんどん太っていき、嫉妬から妹をいじめてしまいます。その結果、周りの人に嫌われ、家族からも見捨てられて、最後は自ら命を絶ってしまう運命です。
そんなシルビアに憑依してしまった主人公は、運命を変えようと行動を起こします。すると少しづつシルビア自身も、蔑み続けていた周りの様子も変わっていきます。シルビアは無事運命を変えることができるのでしょうか?
『不細工の公女になりました』 登場人物紹介
シルビア・アトランテ
太った体、荒れた肌の「不細工」な皇女。
名門公爵家に生まれるも、両親の血を引いてまぶしいほど美しく才能豊かな兄妹たちに比べて、あまりにも平凡な少女だったシルビアは比較され、劣等感を感じながら育ちました。そのせいで性格が歪み、妹のエイリンをいじめるなど問題を起こし続け、最後には自ら命を絶ってしまいます。
主人公は前世で病死し、命を絶つ5年前のシルビアに憑依しました。シルビアの運命を知っている主人公は、生き残るために行動を起こします。妹のエイリンとの仲を修復して、勉強して、精霊士の修行を始めて…。
行動を起こすごとにシルビアに対する周りの人たちの認識は変わっていきます。
「不細工」で、嫌われていたはずなのに…気が付けば美しく、才能あふれる皇女へ変貌を遂げていくのです。
テーヴ・ヒドルトン
憑依前の世界では、皇太子の護衛騎士で最年少騎士団長へと異例の出世を遂げた天才騎士です。茶色い髪に金色の瞳、超イケメンです。
憑依後の世界で、町のゴロツキ集団・黒サソリに暴行を受けているところをシルビアに助けられたのをきっかけに、シルビアの護衛騎士を目指して、アトランテ家に雇用され修行を積むようになります。自分を救ってくれたシルビアを護る為に訓練を積みますが、ある時からシルビアに恋をしていることに気づくのです。
公爵令嬢と護衛騎士の恋は実るのでしょうか…?
エイリン・アトランテ
シルビアの妹。白い肌に美しい金髪、ブルーの瞳に、才能も優しさも持ち合わせたパーフェクトな少女です。
憑依前の世界では、皇太子と婚約します。その婚約式で、シルビアが悪事を働き死の運命をたどります。心優しい性格のため、シルビアにいじめられていてもプレゼントを送ったり、交流を持とうとします。
憑依後の世界では、シルビアとの姉妹関係が良くなったのを心から喜んでいます。皇太子がシルビアに興味を持った時でさえ、「お姉様に迷惑をかけないでほしい。」と思うなど、シスコン気味な反応を示しており、皇太子への興味はないようです。
シルピード
憑依後のシルビアが呼び出した精霊です。
最下級の風の妖精、シルフを呼び出そうとしたシルビアですが、なんと召喚されてきたのは精霊王であるシルピードでした。指先一つ動かすだけで国を亡ぼすほどの力を持っています。
光輝く精霊で、金色の長い髪に美しい外見をしており、いつも陽気な雰囲気ですが、情に厚い一面もあります。
人間の食べ物が好きで、わざわざ人間の姿に変身してまで食事を楽しむ趣味があります。
キアン・オズバルト
憑依前の世界では天才魔法使いで、人嫌いの人物です。色素の薄いアッシュ系の髪色に、ブルーの瞳。利発そうな顔立ちをしています。
憑依後の世界で、アカデミー入学試験でシルビアに出会います。幼いころから天才で、周りの人と話が合わず、友人はいませんでした。しかし、入学試験でシルビアの才能を目にすることで、自分と同等の才能を持つ人物に出会えたと思うのです。
キアンとシルビアは、アカデミー入学の暁には友人関係を持つことを約束し、その後シルビアのピンチ時に加勢するなど交流を深めていきます。
『不細工の公女になりました』 イチオシシーン!
最初は蔑まれていたシルビアですが、憑依後に自身への噂を払拭し、嫌味を言われてもシルビア本人か、シルビアの仲間が言い負かす姿が爽快でかっこいいです。
中でも印象的なのが、妹エイリンがシルビアの名誉を守るために、姉を侮辱する友人たちに「この人たちは友達じゃない。」とはっきり言うシーンです。エイリンは心優しく、今までは失礼な友人たちにもきつく言うことはなかったのですが、シルビアとの信頼関係が回復したことで、姉を侮辱する友人たちが許せなくなったようです。二人の関係が回復したことが如実に表れていて、すごくスカッとするシーンです!
『不細工の公女になりました』 関係性のイチオシ!
シルビアとテーヴの恋の行方が気になります!
シルビアは、まだテーヴのことを可愛い弟程度にしか思っていませんが、テーヴはシルビアの気遣いや優しさに惹かれていきます。
最初テーヴは庶民であり、雇用される形でシルビアに保護される側でしたが、成長とともにテーヴ自身の意思でシルビアのことを想うようになります。シルビアが気を失った時にずっとそばで看病をしたり、護衛騎士となるために日々訓練に励んだり…シルビアのことを一途に思い続けています。シルビアに想いを寄せるテーヴの行動にときめきます!
ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!