『精霊王エルキネス』作品概要
『精霊王エルキネス』(マンガ:Nyarrrさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで土曜日に連載中(5週更新後、1週休載/2022年6月現在)です。韓国の小説(作者:イファンさん)が原作となっています。単行本は未刊、1巻の発売予定も未定です。
『精霊王エルキネス』あらすじ
主人公である高校生の水原智は、家族から嫌われ、虐げられる毎日を送っていた。そんな日々の中、交通事故に遭い、死んでしまった智は現世を彷徨うが、自分の死を悲しんでくれる人はいない…。
そうしているうちに智は引導者に出会い、自分が何かの間違いで人間界に生まれてきたことを知る。そして本来の自分は、精霊界で水を司る、精霊王エルキネスであったことも知る。
智がエルキネスとしての道を進む一方で、イサナという本来皇帝になるはずであった少年が無実の罪を着せられ、皇室を追われる身となっていた。数人の護衛のみで逃げ続けるイサナは、かつて成功したことがないと言われる、水の精霊王の召喚を試みる。そんなイサナの気持ちに応じて召喚されたエルキネスと、イサナの歩む運命とは…。
『精霊王エルキネス』 登場人物紹介
精霊王エルキネス
精霊界にいる火・風・大地・水のうち、水を司る精霊王。水原智が人間として死んだ後、精霊王エルキネスへと生まれ変わる。智が、何らかの手違いで人間界に生まれてしまったことが原因で、水の精霊王は長期的に不在となっていた。
ウェーブがかった水色のロングヘアーで、精霊王という立場から、性別は無い。転生前の水原智が男性であったことから、本人は男性として振る舞うが、美しい容姿から女性と間違われることが多い。
人間界にいた頃は、間違った場所に生まれてしまった魂であったが故に、家族から虐げられた過酷な過去を持つ。虐待を受けた智であったが、心の優しい少年で、その性格は精霊王エルキネスになってからも引き継がれている。
トロウェル
大地を司る精霊王。水原智がエルキネスとなる前の、先代エルキネスの頃から水の精霊王と縁のある人物。褐色の肌に黒髪、透き通った黄金の瞳を持っており、少年のような容姿をしている。
エルキネスのことを、愛称の“エル”と呼ぶほど仲が良く、エルが困難に立ち止まった時に助けてくれる心の拠り所ともなっている。物事を冷静に分析する落ち着いた性格である反面、エルのことになるとその冷静さを失ってしまう一面も持っている。
エルリエン
先代のエルキネス。エルキネスとしては消滅した後、生まれ変わり、現在は魔界を担当する神となっている。長い金髪の容姿端麗な姿からは想像出来ないほどの毒舌で、ストレートな物言いをする。
しかし、人間界で家族に虐げられ、家族の温かさに飢えていた現エルキネス(水原智)にだけは非常に寛容で優しい。精霊界に来たばかりで右も左も分からない現エルキネスに対して、「先代エルキネスであった自分を父親だと思え」と、父親代わりを買って出ている。
イサナ
精霊王であるエルキネスの召喚に成功し、契約を交わした人物。無実の罪で皇室を追われている最中に召喚に成功し、皇帝として返り咲くためにエルキネスと行動を共にしている。
元々は皇帝となる道を辿っていたが、とても慈悲深く優しい性格。
ラピス
先代エルキネスとの因縁が深いドラゴンの一族。長い赤髪が特徴的で、魔法を得意とする。
水の精霊王との契約に固執していたことから、現エルキネス(水原智)と契約し、行動を共にしている。
強力な力を持っているが、思ったことはオブラートに包まず伝えてしまう、不器用な一面もある。
『精霊王エルキネス』 イチオシシーン!
エルキネスとイサナとの出会いのシーンです!
人間界で家族に虐げられていた水原智の記憶を持つエルキネスは、無実の罪で皇室を追われるはめになってしまったイサナに自分を重ねて、召喚と契約に応じます。物語の始まりのシーンでもあり、一番のキーポイントの場面でもあると思います。
お互い似た境遇を持っていることから、どちらも他者に対して優しく寄り添う気持ちを持っており、その似たような2人が一緒に旅をすることで成長していく姿は、涙をこぼす場面も多々あります!
『精霊王エルキネス』 関係性のイチオシ!
アリサ×イサナです!
精霊というものに理解がないところで育った大地の精霊師・アリサは、エルキネスの契約者であるイサナと出会うことで行動を共にするようになります。
一緒にいるうちに、精霊に理解もあり優しいイサナに、アリサはいつしか惹かれていきます。しかし、アリサはまだ幼いことから、自分の気持ちが何なのか分からないまま気持ちを打ち明けることも出来ません。ところが、イサナも実はアリサのことをずっと見ていて…!
なかなか上手く進まない2人の恋は読んでいて応援したくなります!
ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!