『悪党のお父様、私と結婚してください♡』作品概要
『悪党のお父様、私と結婚してください♡』(漫画:viaさん)は無料マンガアプリ・ピッコマで水曜日に連載中(5週更新後、1週休載/2022年6月現在)です。韓国の小説(作者:dalseulさん)が原作となっています。単行本はフロースコミックより1巻が既刊、2巻の発売予定は未定です。
『悪党のお父様、私と結婚してください♡』あらすじ
ある日、交通事故に遭い、死ぬ直前まで読んでいたオンライン小説「幸せになりたいブリズニー」の世界に転生してしまった主人公。彼女が転生したのは、小説の主人公ブリズニーの叔母、ルボブニ王国のエレニカ姫だった!
小説では姉のテゼビア姫が主人公ブリズニーを妊娠したまま、拉致されるところから悲劇が始まる。ブリズニーが産まれる前に転生した主人公は悲劇を回避する為、ベルゴット帝国のルボブニ王国侵略を阻止しようと試みる。
しかし、小説の悪役、暴君皇帝デカルブの父、現ベルゴット帝国皇帝エウレディアンが拉致したのは…エレニカ姫!? 彼女は悲劇回避の為、最後の手段に出る。
「お父様、私と結婚してください♡」
エウレディアンの反応は…?
『悪党のお父様、私と結婚してください♡』登場人物紹介
エレニカ姫
バスの交通事故で亡くなった主人公が転生した、ルボブニ王国の次女。長い桃色の綿菓子のような髪に、水色の透けるような瞳の美少女。天真爛漫。行動的な性格で、物語の悲劇回避に奔走する。
拉致されてすぐ、魔力不適応症が発覚。このままではあと5年しか生きられないと診断される。エウレディアンの傍にいれば、彼の強い神聖力によって体力が回復する。
自身の延命のため、そして前世の自分が好きなキャラであったエウレディアン(後に悪役になった息子デカルブに殺されてしまう)を救う為、彼に婚約を申し込む。エウレディアンを誘惑(しかし、失敗)するうちに、本当に彼を愛するようになる。
悲劇の元凶であるハデスとソルレアの計画を妨害した為、彼女に命を狙われる。
鄭和と繁栄の神であるラウルスが見え、会話が出来る。
エウレディアン・ルー・ソルドル・ベルゴット
銀髪に赤い瞳の美形。現ベルゴット帝国皇帝。強い神聖力の持ち主。原作小説では、ソルレアとの間に産まれた息子デカルブが11歳になった頃に殺されてしまう。
ソルレアと婚約はしているが、魔塔を支配下に置くために無下にできないでいるだけで、彼女のことはいつ裏切るかわからない厄介な女だと思っている。
エレニカに対しては、最初は人質として連れてきただけであったが、彼女の自由な行動に振り回され、次第に心を開いていく。
ソルレア・エルラド
長い赤い髪に黒い瞳の妖艶な美女。地獄の死霊を操る、暗黒の魔法の使い手で、魔塔の権力者。エウレディアンと婚約しているが、彼に対して恋情、愛情は持ってはいない。
幼い頃、暗黒の魔法の研究をしていた両親を一族ごと亡くしており、彼等の死後は、エルラド侯爵家の娘として育てられる。自分の一族を生きたまま焼き殺すよう指示した前ベルゴット皇帝とエウレディアンを酷く恨んでおり、エウレディアンを屈服させる為、地上から全ての神聖力を抹消することを条件にハデスと契約した。以降、彼の駒として動いている。
テゼビア姫
長い透けるような赤い髪に、エレニカと同じ水色の透けるような瞳の清廉な美女。ルボブニ王国の長女。
原作小説では、ベルゴット帝国に拉致されてしまう。彼女を救おうと出征した夫は死亡、その知らせを受けた彼女は倒れてしまい、予定日よりも何週間も早くブリズニーを出産することとなった。帰国後2年で伝染病にかかり、死んでしまう。
主人公の転生後は、拉致されることはなく、夫も存命。
ディエリゴ
黒髪に橙色の瞳の男性。神殿の司祭。穏和な性格で、エウレディアンからの無茶振りの被害に遭うことが多い。
エウレディアンほどの神聖力はないらしいが、外出等、エウレディアンが同行できない時はエレニカの護衛として呼ばれている。
『悪党のお父様、私と結婚してください♡』イチオシシーン!
ソルレアに暗黒の魔法にかけられ、エレニカが連日の悪夢に魘されてしまうシーン。日増しに衰弱していく彼女はある日、悪夢から抜け出そうと試みるが、勢い余って体から魂が抜けてしまう! 目覚めたエレニカは、エウレディアンのせいだと責める。エウレディアンがソルレアを愛する努力をしているなどと言ったから、自分が窮地に陥ったのだと。エレニカのその言葉に、エウレディアンは自分の言葉を省み、エレニカへの気持ちを認めます。
もうむしろ、これはエウレディアンの方が気持ちが重いだろうと思わずにはいられないデレ期がここから始まります!
『悪党のお父様、私と結婚してください♡』関係性のイチオシ!
エウレディアン×エレニカのカップルは、序盤から魔法不適応症の治療として、ハグや手を繋ぐ等のボディタッチが多い上、エレニカの為に魔鉱石の撤去をする等、行動だけ見ると『溺愛』の一言。なのに実際は、子供が大人に抱きついている(あやしている)ような、どちらかというと微笑ましい関係の二人でした。
それが段々と物語が進むに連れて、2人の間の空気が甘いものに変わっていきます。エウレディアンがエレニカの告白等は本気ではないとただあしらうだけだったのが、「(姫の方は)本気ではないだろう…?」に変わっていくのが切ないです。エレニカの方も[好きになってほしいから]会いたい、[体が辛いから]会いたいだったのが、[好きだから]会いたい、というように気持ちが変わって、見事な両片思いに変貌を遂げます!
ぜひ読んで楽しんでみてくださいね!